法事・行事の知識 法事・行事の知識

法事・行事の知識

葬式とは、亡くなった方の冥福を祈り、弔うための儀式です。
宗教や宗旨、宗派の違いはありますが、故人を悼み感謝すると共に、残された人々が故人の死を乗り越えるための大切な儀式であります。
葬式には、ご親族や親しい知人のみで営む家族葬から、社葬のような大規模なものまで様々です。 また、宗教によってその様式は異なります。様式によって用意が必要なものや不要なものもありますので、確認されることをお勧めします。
牛久沼聖地公苑のメモリアルホールには葬儀設備を整えており、霊園ご利用者様は園内で葬儀を執り行えます。
また、ご葬儀パックや費用の割引など、もしもの時もご連絡ひとつで規模に合わせた葬儀施行をサポートいたします。


医師による死亡が確認されてから7日以内に役所に死亡届を出します。7日以内に出さないと「火葬許可書」が発行されない場合があります。7日を過ぎると刑法の死体遺棄罪で事件化する可能性もあります。
また死亡時刻から24時間以内は火葬してはならないことに法律(墓地、埋葬等に関する法律 第三条)でなっています。
通常であれば、お通夜があり葬式の後に火葬ですので時間的な問題はないと思います。
死亡届を提出後に火葬許可書を受け取り火葬場に提出することになります。


臨終直後

葬儀社へ一報。病院、ご自宅などへ葬儀社スタッフが出向きます。

お出迎え

専用寝台車で、病院などからご自宅・斎場までご遺体を移送します。

ご安置・枕飾り

ご遺体を安置し、枕飾りを設置します。

打ち合わせ・死亡届

葬儀の内容を打ち合わせを行います。
斎場の決定、火葬場の予約、葬儀日程、見積りの作成を依頼します。
料理、返礼品、会葬礼状、生花、花環、盛篭の手配から役所の手続きもほとんどの場合葬儀社が代行してくれます。

ご納棺・お通夜

納棺を執りおこない、祭壇を設置します。お清め料理、お飲物などで弔門客をもてなします。

告別式・ご出棺

葬儀式、告別式を執りおこないます。 会葬者にご焼香(献花)をしていただき、会葬礼状、返礼品をお渡しいたします。 最期のお別れをいたします。

火葬・収骨

最期のお別れをし、荼毘に付します。収骨をして、骨容器に収めます。初七日法要を兼ねて、精進落としをおこないます。お食事やお酒、茶菓子でお世話になった方々の労をねぎらいます。

四十九日法要

四十九日法要をおこないます。お通夜、ご葬儀に参列されたご会葬者に、忌明けの挨拶状と香典返しを送ります。
忌明け法要までに本位牌を用意します。納骨の日程は早めに決め、関係者へ連絡いたします。

一周忌法要

一周忌ご法要をおこないます。

葬儀は故人をお見送りする、その方の人生最期の大切なセレモニーです。故人に失礼のない葬儀参列者の装いは下記のとおりです。

通夜の場合

男性の場合、喪服ではなく黒の略式礼服を着用した人が多くなりました。また黒系のスーツを着ている人も見かけます。これは通夜は急いで駆けつけたことを意味し、失礼にはあたりません。
女性の場合は、洋装であれば黒系のワンピースかツーピース、和装であれば紋つき羽織を着用します。

葬儀の場合

遺族や近親者、世話役代表者は正式の喪服を着用しますが、その他の一般弔問客は略式の喪服でよいでしょう。

略式の場合

男性はダークスーツに黒ネクタイ、黒の靴下を身に付けます。 女性の場合は、洋装であれば黒系のワンピースかツーピース、和装であれば黒の一つ紋の着物、帯やハンドバックなども黒でそろえます。アクセサリー類はタブーとされていますが、真珠はかまわないとされています。


故人への感謝の気持ちとご遺族へのいたわりの気持ちを表す香典は、葬儀の参列には欠かせません。こちらでは、香典のマナーをご紹介いたします。

金額の目安

香典は「香を供える」という意味から転じた行為で、死者の霊前に供える金品を意味します。
香典に包む金額は、故人との間柄や弔問に訪れる人の年齢、お気持ちなどによって変わります。一般的な金額の相場は下記のとおりです。


近隣の人

3,000円、5,000円

一般の会葬者

5,000円、10,000円

関係者

10,000円、20,000円、30,000円

ご親族

10,000円、20,000円、30,000円

ご家族

50,000〜100,000円


故人が亡くなった後、七日〜四十九日は故人が現世と来世を彷徨い、この間に遺族がご供養を施すことで、四十九日目で成仏し極楽浄土に迎えられると言われています。 命日含めて7日ごとに行う法要を忌日法要と言います。

忌日法要

初七日(しょなのか)

命日も含めて7日目

二七日(ふたなのか)

命日も含めて14日目

三七日(みなのか)

命日も含めて21日目

四七日(よなのか)

命日も含めて28日目

五七日(いつなのか)
さんじゅうごにち

命日も含めて35日目

六七日(むなのか)

命日も含めて42日目

七七日(なななのか)
しじゅうくにち

命日も含めて49日目

百カ日(ひゃっかにち)

命日も含めて100日目


初七日(しょなのか)とは葬儀後、最初に行われる大事な供養です。 本来、初七日の法要は亡くなられた日を含めて7日目に行いますが、最近では遠方より来られる方を考慮して葬儀当日に営まれる事が多くなりました。


四十九日(しじゅうくにち)とは、忌日法要行うことで成仏し極楽浄土に迎えられる日と言われています。故人が亡くなった後、七日〜四十九日までは故人が現世と来世を彷徨い、この間に遺族がご供養を施すこととなっています。 四十九日は来世の行き先が決まるもっとも重要な日で、故人の成仏を願い極楽浄土に行けるように法要を営みます。葬儀のときの白木の位牌は仮のものですから、四十九日法要までに本位牌を準備します。


個人が亡くなった日を命日といいますが、これには「月命日」と「祥月命日」とがあります。 月命日とは、毎月毎月訪れる故人が亡くなった日の事です。これに対して祥月命日は、毎年訪れる故人が亡くなった月日の事を言い、年忌法要は祥月命日に行います。


お盆は、ご先祖様があの世から戻り、家族とひとときを過ごすという日本古来の行事です。お盆の期間は、旧暦の7月15日を中心とした13日〜16日の4日間です。
現在では、ひと月遅い8月15日を中心に盆行事を行うのが一般的になっています。これは明治時代に新暦が採用され、当時国民の8割を占めていた農家の人々が、7月の農作業の最も忙しい時期と重なるため、お盆をひと月遅らせ、ゆっくりとご供養できるようにしたためと言われています。4日間という限られた期間、出来る限り長くご先祖様と過ごせるように家に迎えるときは足の速い馬を、送るときはゆっくりと帰ってもらうように牛を、それぞれを模したキュウリやナスを仏壇のそばや戸口などにお供えします。お盆初日の13日は、ご先祖さまを迎える日なので『迎え盆』と言い、提灯に迎え火を灯します。迎え火は、灯りを頼りに戻るご先祖様への目印となります。 最後の16日は、ご先祖様を送る日なので『送り盆』と言い、送り火を灯します。


お彼岸は、春分の日と秋分の日のそれぞれ前後3日間、計7日間をいいます。お彼岸はサンスクリット語の『パーラミター(波羅密多)』の漢訳で『到彼岸』の略と言われています。
彼岸は、煩悩や迷いのない極楽浄土のことを指していると言われています。また、その対語は『此岸』と言い、私たちが日々生活している世界を指しています。
つまり、此岸で日々忙しさに追われて生活し過ごす私たちが、彼岸へ到達できるようにご先祖様への感謝や善行を行う期間となります。ご先祖様への報恩感謝をこめてお墓をきれいに清掃し、ご先祖様のご供養をするとともに自分を見つめ直し、心の豊かな生活を送りたいものです。なお、お彼岸が春分の日・秋分の日に重なっているのは、彼岸(極楽浄土)が西方にあり、太陽が真西に沈む春分・秋分は極楽浄土を示していると考えられているためです。


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